2017年6月14日水曜日

西郷隆盛と石風呂

 来年のNHKの大河ドラマは西郷隆盛です。霧島市は西郷さんとのご縁が深く、今年の11月までに記念公園などの施設を造るとのことです。
 今日、霧島市長と面談させて頂きましたが、話の成り行きで前田家に伝わる石風呂を西郷記念施設に寄贈させて頂くことになりました。西郷さんも石風呂に入ったという記録があります。大きな凝灰岩をくり抜いて作ってあります。
 
  焚き口の釜が無いので直径26cmの木栓をして、お湯は台所から引きました。モデルは妹です。この後、私も入りました。凝灰岩は断熱効果大でお湯の温度が下がりにくいです。
 アルミ板に印刷した「永久保存版」の写真のため見にくくてすみません。
    追記:西郷さんが入浴されたという石風呂を、6月19日に南大隅町まで2時間かけて見に行きました。風呂の大きさは拙宅のものとほぼ同じです。







帰り際にイペーの木を発見しました

 大隅半島の南に位置する南大隅町の根占を流れる雄川の下流、右側に海に面した「町」地区がある。昔は港町として繁盛していただろうと思わせる町並みがある。いまは何もない空き地の奥にポツリと小さな石風呂が座っている。中に「西郷翁浴槽」と書かれた石柱が入れてある。大きな体の人がこんな小さな風呂にはいれたものか、と思うが意外とゆっくりと入っていたらしい。
 以前、さつま町の山奥の民家で、まだ石風呂を使っている家に行ったことがあったが、主と孫がゆったりと風呂に入っていた。昔は風呂を持つ家が少なく、「もらい風呂」と知り合いの家が沸かしたときには近所の人は入りに来ていた。一晩に数十人も入り、入った人たちは座敷でお茶を飲みながら世間話をしていたという。
 西郷さんは当時,肝属郡小根占村 ( 現在の南大隅町根占 ) まちの平瀬十助の宿を定宿として、毎日狩りを楽しんでいた。
猟の時には帆木綿のゴツゴツした狩衣に藁草履をはいて小さなナタを腰にさして出かけていた。獲物は自分では食べずに、村人に分け与えていたのだそうだ。食べるよりも山野を駆け巡るのが楽しみだったのだろう。
 明治十年二月一日早朝、六挺櫓仕立ての早船で鹿児島から末の弟西郷小兵衛がやってきた。「私学校の生徒たちが草牟田の火薬庫に押しかけ火薬、銃弾を奪った」と報告した。西郷は「しまった」と言い「お前たちはそんなことをして」と激しく怒鳴りつけたそうだ。
 3日に西郷は鹿児島に出発、それが西南の役の始まりとなった。その顛末(てんまつ)を語るがごとく、石風呂は座っている。
石風呂は語る
 
西郷さんが入った石風呂
西郷さんが入った石風呂(南大隅町)



群馬県大泉高校のイペー試験栽培取り組み報道

 6月9日の朝日新聞で標記の取り組みが紹介されました。同紙朝刊の記事の写真並びに朝日新聞社の許可(承諾書番号:A17-0702・規定の転載料は2万円/年)を得て、デジタル版の記事を転載させて頂きます。当記事を朝日新聞社に無断で転載することを禁止します。
デジタル版の報道内容(朝日新聞社に無断転載禁止):
 「黄色い花を大木いっぱいにつけるブラジルの国花「イペー」。外国人が人口の2割近くを占める大泉町で、県立大泉高校がクラブ活動として試験栽培と培養実験に取り組んでいる。いずれは大量に増やして公園に植えたい考えで、生徒たちは外国人と日本人が満開のイペーをともに楽しめる日を心待ちにしている。
 取り組んでいるのは、大泉高の植物バイオ研究部の1~3年生6人。実験に使う苗とタネは、イペーを日本に広める活動をしている研究家の前田久紀さん(76)=鹿児島県霧島市=と小出立彦さん(73)=神奈川県鎌倉市=から、2015年7月に提供を受けた。
 苗は品種の異なる7本で、生徒らは、北風を防げて日当たりのいい校庭内の7カ所に植え、月ごとの生育状況を調べている。
 調査は、寒さと北風に弱いというイペーが、寒冷地でどこまで生きられるか、日本での北限を探るのが一つの狙い。「空っ風の強い群馬でうまく育つかどうか心配だった」(小出さん)という。7本の苗のうち1本は枯死し、何本かは成長が止まっているが、2本は順調に生育。うち1本は3倍以上の高さ約2・5メートルに育った(5月24日現在)。
 並行してタネの培養実験も進む。提供されたタネ10品種以上を使い、試験管の中で無菌培養中だ。ただ、タネからの培養では、イペーの形質にばらつきが出て大量増殖には向かない。タネの培養は、苗の培養に最適な培地を探すための予備実験という位置づけだ。
 次にめざす本実験では、苗の先端の茎頂部を培養し無菌の苗を作り出す。イペーの大量増殖が可能となる本実験は、日本での最適種が前田さんによって特定されることが前提で、着手は来春以降となる見込みだ。
 前田さんが、最適種と見込むのは、小型で黄色い花の品種。前田さんの「前」と知人の名字から「池」をとり、「池前アルバ」と呼んでいる。65種の中から探し当てたもので、今後、交配などで品種改良を重ねるつもりだという。
 大泉町の久保田治男都市建設部長は「イペーの森とまではいかないが、多文化共生の象徴として、ブラジル人がイベントを開く公園に植えたい」と話す。
 植物バイオ研究部でイペー研究の中心となっている3年生の喜田川代樹さん(17)と2年生の横田悠月さん(16)は「ブラジル人たちが春に咲くイペーを見て故郷を思い出し懐かしんだり、日本人と一緒に楽しんだりしてくれるといい」と話している。(長田寿夫)
     ◇
 イペー ノウゼンカズラ科、学名タベブイアの通称。南米に約100種類が分布し、成長すると、高さ10~15メートルになる。2020年の東京オリンピックの記念硬貨には、前回16年の開催国ブラジルの国花の黄色いイペーとサクラがあしらわれている。
 
写真・図版
    試験管でタネの培養実験に取り組む植物バイオ研究部の部員たち。
   
写真・図版

写真・図版
黄色い花を咲かせたイペー=前田久紀さん提供

朝日新聞社の転載承諾書


 




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2017年5月26日金曜日

登別市でイペー「池前アルバ」を露地植え

 2016年4月9日に登別市に発送したイペー「池前アルバ」(旧称JS121117、2012年11月17日播種)4本が、5月26日に露地植えされました。念のため、この1年は無加温のハウス内栽培でした。
 今年は全国的な異常気象で植物の生育が2週間程度遅れています。植栽をお願いしている方のご家庭では、最近まで朝晩はストーブを焚かれたそうです。
 移植作業の写真が届きましたので、記録します。4本とも1.5m以下で枝分かれし、樹形的に楽しみです。同期生は柳井市で今春9本が開花しています。前田農園では蕾が零下9.1℃に耐えました。
 私からお願いした、同親木の2016年の種子(今回露地植えした試験木の4年後輩)の直播試験もやって頂き、感謝致します。池前アルバはイペーの北海道初上陸だと思います。
   昨冬の登別市の最低気温は零下14℃弱です(下記データ表)。ハウス内とは言え、これら4本は零下14℃に近い低温を無傷で乗り切ったことになります。将来、この温度に耐えて開花してほしいです。
 苗の発送時の状況は下記です:
   http://kirishiman.blogspot.jp/2016/04/blog-post_9.html
   尚、凍害の原理につきましては下記URLをご参照ください:
       細胞が凍って破裂した瞬間にその部分は死にます。樹液が不凍液の役割をはたしており、その成分が耐寒性を左右します。  
   http://kirishiman.blogspot.jp/search?q=%E5%87%8D%E5%AE%B3%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86

 種子の直播
6月4日撮影

     
         単位:℃
2016年9月14日撮影
 
 追記: 
  2017年6月1日現在の「池前アルバ」の前田農園における生育数
①2012年11月播種2017年4月開花:1本
②2012年11月播種3年着蕾、根廻し失敗ひこばえで復活:1本
③2012年11月播種、根廻し失敗ひこばえで復活:3本
④2016年5~6月伏せ根:25本
⑤2016年12月播種:162本(第2圃場2畝目99本+3畝目63本)
⑥2016年切断片空中発芽:3本
⑦2017年5月伏せ根:10本
⑧2017年5月挿し木:44本(根廻し失敗のひこばえ)
  合計:249本
 
 
 
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2017年5月24日水曜日

イペー「タベブイア・アルバ」の斑入り

 イペーの変種が出現しました。クリチーバ市のサンタカンジダ地区の種子を池田さんが採種、鎌倉の小出さんが播種、変種を確認されて有隅先生経由で私が育てています。2013年12月8日播種ですが、他の同期生に比べて大変生育が遅いです。昨年春、強風で幹が折れましたが、復活してよかったです。
 葉に白い斑が入り、大変きれいです。2016年1月25日の零下9.1℃を見事に無傷でクリアーしています。
   池田さん、小出さん、有隅先生、そして皆様のご協力を得て総力戦で育てていきたいです。
  2014年の様子:
   http://kirishiman.blogspot.jp/2014/08/blog-post.html


斑がきっちり入って見事です。縞斑(区分キメラ)
 新葉は黄色で、これが白色になります

 

有隅先生のコメント:  送信日時: 2017年5月24日 19:54
   前田さん 小出さん 池田さん ブログにて拝見、これは見事ですね。 この斑入り個体は、一時小出さんよりお預かりして私の所で育てていましたが、区分キメラの突然変異体です。 同じキメラでも周辺キメラは安定していますので維持がしやすいのですが、区分キメラはたいへん不安定です。というのが分枝する場合、芽が出てくる部位によって枝条が完全白子になったり、オール緑の正常体に先祖帰りしたりすることがあるからです。 前田さん、今しばらくそのまま育て、分枝するなら分枝させ、着蕾したら開花させて、これがこれからどんな振舞いをするか、独り占めでお楽しみになったら、如何ですか。 品種登録は不安定であるが故に、色んな形質を確り見届けた上で実行するかどうか、判断すべきだと思います。 小出さん、「小出TA-H37」にしろ、この「小出斑入り葉」にしろ、素直な気持ちを大切にする人に、幸運は訪れてくるもののようですね。 いろいろと感じ入っています。


   もう一つのキメラです。
 クリチーバ市カブラル地区で池田さん採種、2013年12月9日前田播種のタベブイア・アルバです。幽霊みたいで美しくありません。





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2017年5月22日月曜日

常総市で「池前アルバ」の植樹祭開催

 以下は、㈱茨木放送社長の北島さんからのご報告です:
 前田さん、みなさま。北島です。昨日、常総市のあすなろの里で、池前アルバの植樹祭を行いました。神達市長、ブラジル副総領事、市内に住むブラジル人の家族らが参加してくれました。
 式典のあとは、中平マリコさんの植樹祭コンサートを開催、地元のヨサコイグループがイペー音頭を踊り、盛り上がりました。池前アルバは全員元気です。
  前田註:「池前アルバ」30本の植樹は、4月20日に行われています。
 その様子は下記です:
   http://kirishiman.blogspot.jp/2017/04/30.html
 





2017年5月17日水曜日

屋根の雨漏れ修理

 拙宅は築20年です。屋根から雨漏れが始まり修理中です。雨漏れの原因と今日の修理状況を記録します。修理の職人さんはお一人です。
 雨漏れの原因は玄関上部左右の「谷」に使われていた銅板の穴開きでした。左右2枚の銅板に瓦の溝から水が流れ落ちる部分各7ヶ所のほぼすべてに10円玉大の穴が開いていました。穴開きの原因は、職人さんの見解では瓦のアクだろうとのことですが、桜島の降灰がヤスリの役割をして穴開きを助長したのではないかと思います。
 瓦は淡路瓦ですが、職人さんは八尾に長年住まわれて、淡路瓦になじみがありました。素晴らしいウデの持ち主で幸運でした。
 鹿児島県では島津公由来の仙厳園の建物の瓦が淡路瓦です。施工が、一枚ごとにステンレスの釘や針金で留めるので大変手間がかかります。おまけに拙宅は「平木」を使っていますので、職人さん泣かせです。
  新築当時、銅板が一般的でステンレス板は無かったようですが、今回はステンレス板です。
  「谷」の部分まですべて瓦で施工する技術の開発が必要です。チタン系鋼板もありますが、価格、耐久性などの面で瓦に挑戦してほしいです。
 







今日の仕上げ:雨が降っても大丈夫な状態まで頑張りました。
反対側を翌朝撮影:釘を打てない部分はステンレスの針金で固定
意外と早く、2日で完成(15時頃撮影)