2012年6月25日月曜日

100年後の日本の人口予測




  日本の現在の少子化対策は大人を含めて人間をダメにしてしまっている面はないだろうか。今の日本には大事な何かが欠けているような気がする。頑張らない社会を構築しているのではないか。
  中国は一人っ子政策を継続しているが、人口は減少しない。二人目を産むと年間可処分所得の6倍とか160万円とか220万円とか地域で異なるが罰金をとられる。最近富裕層が増加してこの程度の罰金なら難なく払い、国家財政は豊かになり、人口は減少しない。
  頑張らなくてもよくなる、2030年あたりから人口が減少し始める。日本と同じ傾向をたどるのか。


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2012年6月24日日曜日

鹿児島県知事選挙(7月8日投票)

                                                                                  2012624日 南日本新聞投稿
                        鹿児島県知事選挙と原発問題                                                            
                                                                              
 今回の県知事選挙の最大の争点は、県のエネルギー政策に大きく影響を与える薩摩川内市の原発問題でしょう。お二人の立候補者は、原発推進と原発反対でその立場は明確です。
 私は原発問題について、選挙民が県知事選挙で正確な判断ができるような充分な情報を与えられ、知識を持っておられるのか危惧しています。原発の稼働に伴う安全性や、その休止が産業、経済に与える影響などはそれなりに議論され、マスコミでもとりあげられています。
 県民にあまり知らされていない大きな課題のひとつに、廃炉後の解体廃棄物の処分問題があります。一基あたり数十万トンに及ぶであろう解体廃棄物の大半は、一般の産業廃棄物と同様に管理型や安定型の産業廃棄物として処分されたり、リサイクルされ、放射性廃棄物として管理処分されるものは数パーセントです。たとえば、年間0.01ミリシーベルト以下の放射能を帯びた廃棄物は、管理型廃棄物処分場に持ち込んでよいことになっています。 薩摩川内市の原発は1号機が1984年、2号機がその翌年に稼働を開始しており、1号機はあと12年で廃炉になります。その解体廃棄物の処分先は全く議論されていません。
 今回の県知事選挙で、両候補者が原発問題全体で予測される課題を前向きに詳細に検討され、それに対する具体的な取組み方針を明確にして議論を展開されることを期待致します。

  尚、6月25日、九州電力(株)に対して前田が下記の質問をして回答を待っています。-----6月28日、回答を受取り、質問内容の次に追記しました。


1号機の廃炉後の解体廃棄物の処分についてお訊ね致します。
1号機は1984年に稼働開始しており、炉命40年としますと、あと12年で廃炉になります。
①解体廃棄物の総量はどの程度ですか。
②低レベル、高レベル放射性廃棄物並びに0.01msv/年以下の産業廃棄物として処分される廃棄物の量はそれぞれどの程度ですか。又それぞれの処分先はどこを想定していますか。
③解体並びに処分費用はどの程度ですか。当然、引当金として資金準備がなされているので、明確になっていると思います。       以上

6月28日追記:
  上記質問に対し、6月28日午後下記の回答がありました。
尚、薩摩川内市の原発1号機の出力は89万KWです。

お問い合わせに対する回答:
お便りBOXのご活用ありがとうございます。
ご質問にお答えいたします。

①②
110万kW級の加圧水型原子力発電所を解体した場合、約50万トンの解体廃棄物が発生すると試算されていますが、このうち「放射性廃棄物でないもの」が97%、「放射性廃棄物として扱う必要のないもの」が約2%、「放射性廃棄物」は約1%です。放射性廃棄物以外は、通常のビルの解体物などの一般の産業廃棄物と同様に扱うことができるものです。
放射性廃棄物として適切に処分する必要があるものと、普通の廃棄物として再利用や処分できるものを区分する基準を「クリアランスレベル」といいます。クリアランスレベル以下のものが、「放射性廃棄物として扱う必要のないもの」に区分されます。クリアランスレベルは、金属やコンクリートがどのように再利用または廃棄物として埋め立てられたとしても、人体への影響は無視できると国際原子力機関が認めている、1年あたり0.01ミリシーベルトの放射線量を超えないことを基準として定められています。これは、私たちが日常生活で受ける自然放射線の1/100以下です。「放射性廃棄物として扱う必要のないもの」を再利用や処分するため発電所から搬出する際には、クリアランスレベル以下であることを確認した上で、搬出します。
「低レベル放射性廃棄物」につきまして、気体状のものは、放射能を減衰させた後、測定を行い安全を確認した上で、大気に放出します。
液体状のものは、処理装置で濃縮水と蒸留水に分け、蒸留水は放射能を測定し安全を確認した後に海へ放出します。
処理された濃縮廃液は、アスファルトなどで固め、固体状のものは、焼却や圧縮により容積を減らし、ドラム缶に密閉します。これらのドラム缶は、発電所内の固体廃棄物貯蔵庫で厳重に保管します。
その後、日本原燃株式会社の低レベル放射性廃棄物埋蔵センターに搬出・埋設処分され管理されます。
「高レベル放射性廃棄物」は、30~50年間冷却のために安全に貯蔵した後、地下300メートル以上の深さの安定した地層中に最終処分されることになります。
高レベル放射性廃棄物の最終処分施設は、原子燃料サイクルの確立のために不可欠な施設であり、閣議決定された「最終処分計画」に則って、平成40年代後半の操業開始に向け、国や原子力発電環境整備機構(NUMO)による広報活動や電源立地地域対策交付金の適用等による地域振興対策など最終処分施設確保に向けた様々な取り組みが計画的に行われています。

110万kW級の原子力発電所の廃止に伴う費用は、解体費用として約376億円、解体に伴って発生する放射性廃棄物の処理処分費用として168億円、合計544億円と見積もられています。(平成16年価格:電気事業連合会)。
解体に伴う費用の確保策としては、昭和63年度より「原子力発電施設解体引当金」として、会計上の積立を行っています。なお、これまで解体放射性廃棄物の処理処分費用は、解体引当金の積立対象ではありませんでしたが、平成12年3月31日の省令改正により、平成12年度から処理処分費用も引当金の対象となっています。

今後とも当社事業に対しご理解とご協力をよろしくお願いたします。
以上です。


前田註記:
  上記回答には、管理型産業廃棄物の約50万トンの処分費用、50万T×3万円/T=150億円や、解体完了までの設備維持管理費他約500億円、合計650億円などが含まれていません。通常、100万KWの原発の解体廃棄処分費用は約1,000億円と言われています。




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広葉ジャカランダと ジャカランダ゙・ブラジリアーナ

①2012年1月にクリチーバ(南緯25度25分、標高940m)の池田さんから種子を送って頂いた「広葉ジャカランダ」(名前不詳)です。 
最初、イペーではないかと思いましたが、ジャカランダです。同じ「ノーゼンカズラ科」で、親戚ですので不思議ではありません。
以下は池田さんのメモです:
前田さん 池田です。
近所に二本しか無い特殊な青紫色のジャカランダのようです。本では見つからないので正式名本命解りません。高さは3~4m程度です。花の形状はジャカランダの大きい花です。耐寒性には強いと思います。霜の降りるクリチーバで生き残っているのですから大丈夫と思います。

                                                                             (写真はすべてクリックで拡大可 ) 


親木の開花状況(池田さん撮影):全体に葉が広いが、一部に特別広い葉が見られる。新芽の部分か。

サンパウロの松村さんから、次の二枚の写真が送ってきました。パウリスタ大通りに植えてある「CAROBA」という品種だそうです。樹高は約2mとのこと。クリチーバのものと同じもののように見えます。


 
 

  上の記録を有隅先生にご報告したところ、下記コメントを頂きました。
  
「お便りを戴きながら失礼していました。いろいろ調べていましたが、結局ナニモノか判りませんでした。
 ご参考までに、橋本梧郎先生の検索表を添付しておきましたが、ご承知のように、ジャカランダ属は葯室の数で先ず大きく2つに二分されます。
 松村さんの写真は花の色からして明らかに二葯系ですが(但しJ.carobaかどうか…J.puberulaのようにも思えます)、池田さんのはどうも一葯系の色です。この一葯系で葉が大きいのにJ.copaiaがありますが、これは樹高30mにも及ぶ巨木ですので、これには該当しないようです。そうなるとJ.cuspidifoliaと言うことになりますが、もしもこれだとすると、かつてアルゼンティンで関わったことがありますので(多数の実生を育成)、実物を見れば当否は判ると思います。また池田さんに「blog Timblindim Jacaranda cuspidifolia」で検索して頂くという手もあります。これで多数の写真が出てきますので、現地の実物と比較して貰うと、見当が付くのではないでしょうか。
 私にとっても、この池田さんのジャカランダは大変興味深い「種」に見えますので、次の種子が出来る際にでもお願い出来たら、大変有難いです。
   それではまた。                                                         有隅拝」 


7月3日追記:

「池田 さま

大葉のジャカランダについて、J.cuspidifoliaの可能性を指摘していましたが、少し気になる
ことがあって、もう一度貴台が撮られた写真に戻ってみました。
私は花の色から1葯型と速断しましたが、実物と写真では、色調が違っていることはありま
せんか? 実際はもっと赤味(ピンク~バラ色)が強い色だった、と言った……
と言うのが、写真で見直したところ、萼が円筒形の萼筒をなしています。その形は松村さんの
それと、そっくりです。少なくともJ.cuspidifoliaのそれではありません。と言うことで、この未知
の大葉種は2葯型の可能性の方が大きくなってきました。
来シーズンの花時になりましたら、先ずその葯が1室なのか、2室なのかを確認して下さい。
そこからこの未知の種の同定が始まります。
またポルトガル語(またはスペイン語)で書かれた、ジャカランダ属の検索表や、分類学上の
記載や線描画があるかどうか…… これらがあれば、随分調べやすくなります(日本語では、
橋本梧郎先生の「ブラジル産薬用植物事典」がある)。大学などの図書館や植物学教室など
を当られることを、お勧めします。
それからUSAのMissouri Botanical Gardenには、南米の植物に関する膨大なデータの蓄積
があります。ここでJacarandaを検索すると、標本採集地などに関するいろいろなデータが出
てまいります。
 
それでは、また。

                                             有隅健一」                                                


②サンパウロの松村さんに種子を送って頂いたジャカランダ・ブラジリアーナ4種類です。 2011年12月11日に播種しました。右端の大きな3本(2本しか見えない)はパライソで断トツに強く、生育がよい。その左の2列(緑のバーの右側)はアレキサーナ、緑のバーの左側は全部カイサラです。ベレンは1本生き残っていますが、新芽が出ません。

パライソ:樹高30cm、下端5本は池田さんの「広葉ジャカランダ」の一部。

2012年6月2日土曜日

チベット・梅里雪山と神瀑の旅

    5月20日から30日まで、中国のチベット地区を訪問しました。快晴と良い仲間に恵まれたすばらしい旅でした。 旅の主な目的は、雲南省の梅里雪山の写真を撮ることでしたが、下の写真(左クリックで拡大)を撮ることができました。
    今回で、海外の高山や僻地を訪ねる旅は15回目になりましたが、すべての旅で最大の目的にした場所で快晴に恵まれ、素晴らしい写真や動画を撮影できました。自分では奇蹟だと思い始めています。

    梅里雪山(6,740m)は、未踏峰です。1991年に、京都大学山岳会が登頂を試みたのですが現地の参加者6名を含む17名の登山隊全員が雪崩で遭難し、現在まで16人の遺体が収容され、一人が発見されていません。登山隊全員が遭難することは極めてまれなことです。
 現地では聖山とされ、登ってはいけない山とされています。遭難のあと、同じ山岳会が三回目の遠征隊をだし、登頂を試みたのですがこれも失敗に終わっています。
 降雪量が極めて多いため、奄美大島とほぼ同じ北緯28度にありながら、氷河があるのです。遭難者の遺体は50年から100年後に氷河末端に出てくるだろうと思われていたのですが、
なんと6年後から氷河表面に出始めました。
 聖山ですから、チベットの方々は収穫作業を終えた秋に、この山を周回する300Kmの巡礼路を命がけで歩きます。一周して過去の過ちだけでなく、将来犯すであろう過ちまで懺悔するのだそうです。従って、将来過ちをおかしても懺悔が済んでいるので罰はあたらないとのことです。
 この付近の日本人の一人歩きは命の危険があるようです。私は最奥の雨萌(ユイポン)村の宿泊所でビール2本(30元)を買い、売り子の娘さんにおつりの10元(140円)を頂けない被害にあっただけですみました。この数年で民情は急速に変化しているようです。

  1966年から1977年までの「文化大革命」でチベット地域を制圧した中国は、相変わらずその地域の強烈な監視体制を維持しており、旧チベット都市のシャングリラでは軍隊10数名による示威的な定期的道路行進が行われていました。旧チベット都市では必ず見かける光景です。破壊されたチベット仏教寺院の松賛林寺は100億円以上の巨費を投じての再建途上でした。この巨費を投じての寺院修復工事も中国のチベット地区では、どこでも見かける風景です。



           梅里雪山(6,740m)                                        2012年5月28日撮影
     

           チベットの正しい歩き方  (安東浩正氏撮影:西当村からナゾヤ峠へ)                           




旅行全行程の動画:上映時間:約47分




写真の「youtube版」は下記です。 上映時間は約14分です。
全画面拡大も可能です。
(コマーシャルは「×」印でカット可能)






   写真の「フォト蔵版」のスライドショウ(142枚):上の「youtube」がご覧いただけない環境の方向けです。 下記URLをクリックしてください。画質は「youtube」よりかなり良いです。  
     http://photozou.jp/photo/slideshow/134993/6668174



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